小田原アリーナでの試合は力以上のものが出る!
2022-2023シーズン、Fリーグディビジョン1最終節となる第22節が行われた2月4日(土)、5位湘南はホーム小田原アリーナで7位Y.S.C.C.横浜に5-3勝利。翌日、他チームの試合結果により湘南は5位でフィニッシュ。
優勝への絶対条件となるプレーオフ圏内3位バルドラール浦安とは勝ち点「4」差に迫りながら、悲願の初優勝は来季以降へ持ち越しとなった。今季最多2,106人が見守った小田原アリーナで、湘南ベルマーレの伊久間洋輔監督はサポーターへ感謝のスピーチをし、今季限りで引退のFP鍛代とともに現れた記者会見で今季の総括をした。
※Fリーグ最終節Y.S.C.C.横浜戦のFリーグ公式スコア結果はこちらから
伊久間監督今季終了スピーチ全文「残った選手が歴史を更なる素晴らしいものに」
今日はこんなにたくさんのお客様に来ていただきまして本当にありがとうございます。リーグ最後まで、途中でプレーオフ(進出圏内の3位確保は)なくなってしまいましたけど、選手がしっかりと最後まで戦ってくれました。これはですね、サポーターの皆様、スポンサー様、フロント・スタッフ、下部組織のみんな、関係していただいている全ての方のファミリーのチカラだと思っています。
今日(横浜に)逆転されましたけども、皆さんのチカラがあってそれを逆転して勝利を収めました。やはり、この小田原アリーナで試合をすると、本当に自分たちのチカラ以上のものが出ます。今後とも応援のほどお願いしたいと思います。ありがとうございます。
そして、今日、今シーズンで(現役を)終える元気、(退団する)ロド、ありがとうございます。お疲れ様です。元気は下部組織時代から一緒にやってきて、元気らしさをパワーアップどんどんしていって、ここまで、今日の最後の試合も元気らしさを出してくれたと思います。ロドも本当に練習から手を抜かない、本当にプロフェッショナルとはこういうことだとチームに落とし込んでくれたと思います。
彼らのような選手達が作ってきた歴史があって今があると思います。今後は残った選手たちがこの歴史を更なるすばらしいものにするために、必ず上に行ってくれると思っています。本当に2人ともお疲れ様でした。
1シーズン最後まで応援してくださってありがとございます。今後とも湘南ベルマーレフットサルクラブを宜しくお願いいたします。ありがとうございました。
伊久間監督今季終了記者会見全文「バリエーションも増え、攻撃システムが浸透してきた」
-今日の試合の総括を。
今日は本当にたくさんの2000人以上入っていただいた試合で、率直に内容はどうあれ勝利したことが素晴らしい。前半の入りが良くなく失点しましたが、全員が最後まで我慢して戦った。1点取られましたが、気持ちを切らさずに戦えた。早くに同点、逆転できたことが自信につながった。後半も逆転されましたけどその後、自分達を信じてパワープレーで得点し、パワープレー返し(での追加点)もありましたし、この1年間やってきたことが試合で、エラーもありながらできたかと思います。
-全22節を終えて今の気持ちは?
プレーオフ進出(3位以内)を目指していたので、行けなかったのは非常に残念ですが、去年からやっている4-0システムをピヴォを入れた3-1システムに(今季新加入の堀内)迪弥が入って、その攻撃のシステム自体は浸透してきたと思いますし、去年からやってうちの速い攻撃も最後の方は出せるなどバリエーション的には非常に良くなってきた。最終的にパワープレーのディフェンスとか、(会見で隣に座る鍛代)元気も言っているように勝ちきれてないところ、そこをもっと速く修正できていればプレーオフも見えたかなと思う。そこは本当に反省すべき。数字的には得点も非常に取れていたし、失点もプラン通りではありますが、ゲームプランは反省すべきところもあります。
-対戦相手横浜のビルドアップについて?
非常にビルドアップ上手いですよね。その中でもピヴォに当てた後の真ん中へのランとか、堤選手中心としたサイド2対2とか1対1とかとても整備されていますので、そこに対しての対応が今日の試合の鍵。我々も定位置攻撃というのは段々と上手くなっている中で、今日は相手の定位置攻撃からの速い攻撃が鍵になると。横浜さんの選手達の距離感も良いいですし、個人個人ボールも持てますし、シュートも打てますし、非常に良いチームです。
-引退する(記者会見で隣に座る)鍛代元気はどのような選手だったか?
サテライト入ってきた時に、(Jリーグ湘南)ベルマーレのサポーターだった人だ。どんな感じかなと見た時に、やっぱり速いし、ゴール前に突っ込んでいくような「突っ込み屋」みたいなイメージで、それしかないんじゃない、と思ったけど、彼は自分でフットサルを学んで、一緒に神奈川県参入戦出て、参入戦決める数秒前のゴールを外して今でも「決めろよ」と(笑)。
ブラジル行くって、大丈夫かと思いましたが、挑戦してその道を切り拓くのは凄いと思うし、人間捨てたもんじゃないなと。この時期になれば(引退する)選手はいっぱいいて、彼のように陽の目を見て終われる選手だけではない。それを勝ち取れたのは彼の努力だと思いますので感謝したい。
先ほども言いましたが、彼の思いとかを残っている選手が必ず次につなげてくれると思います。また、元気もスタンドで応援してくれるというので、その(チームを次につなげる)姿を見せたいなと。フットサル人生は終わりかもしれないが、この後の人生も長いのでこの後の人生も長いので更に挑戦して人生を楽しんで欲しいなと思います。お金を稼いでもらってスポンサーになっていただければ(笑)。
伊久間洋輔(いくま・ようすけ)
1976年2月13日、藤沢市生まれ。湘南ベルマーレフットサルクラブ監督。小3でサッカーを始め、日大藤沢高校、国士舘大学ではサッカー部に所属。主にボランチ&サイドバックの自称「がんがん系」、利き足は右。会社員から24歳の時に湘南ベルマーレフットサルクラブの前身「P・S・T・Cロンドリーナ」をわずか7人で立ち上げる。2003年、日本選手権で優勝し、スペイン開催の世界一決定戦に出場。P.S.T.C.LONDRINA育成スタッフ、神奈川県フットサル強化委員長。2007-2008シーズンはFリーグ選手として活躍。スポーツを通じた幼児教育にも力を入れている。最近の趣味は釣り。好きな食べ物は「かりんとう」。
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■湘南ベルマーレフットサルクラブの全シーズン順位
■Fリーグ2022‐2023プレーオフ実施概要
リーグ戦終了後、リーグ戦上位3チームでプレーオフを行う。
〈プレーオフ準決勝〉
・準決勝の組み合わせは、リーグ戦2位チームと同3位チームの対戦とする。
・2試合を開催し、勝利チームがプレーオフ決勝へ進出する。
・2位チームは1勝のアドバンテージを持つ。
・敗戦チームは、本大会3位チームとなる。
〈プレーオフ決勝〉
・リーグ戦順位1位チームと準決勝勝利チームが対戦する。
・最大で5試合を開催し、勝利チームが本大会優勝チーム、敗戦チームが本大会準優勝チームとなる。
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■ベルスポ
BELLMARE SPORTS。Fリーグ湘南ベルマーレの試合結果をはじめ、フットサルに関するコラムなどをスポーツ新聞風にお届け予定。
■小田原style■ 小田原styleは「オダワラの魅力を、多角的に。」をコンセプトに、小田原市内を拠点にフリーランスでWeb marketing & promotion事業を展開するarawadoが2022年夏から制作・運用するWebメディアです。現時点でのカテゴリは「spot」「gourmet」「lifestyle」「pride」「column」で、それぞれのテーマは下記になります。 ・spot…小田原をはじめ西湘エリアの観光地や景勝地、SNS映えするような場所の紹介。 ・gourmet…小田原をはじめ西湘エリアの名産品、飲食店などグルメの紹介。 ・lifestyle…小田原をはじめ西湘エリアのジムや習い事、サークルなどライフスタイルの紹介。 ・pride…小田原をはじめ西湘エリアが誇る企業・団体・人物・イベントなどの紹介。 ・column…小田原をはじめ西湘エリアに関することを自由気ままにコラムで紹介。 ※てにをはの調整・修正、誤字脱字の修正、表記統一、より良い表現への変更等、本コンテンツの内容を大勢に影響を及ぼさないレベルでの加筆・修正・削除・変更等を行うこともあります。
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