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【ベルスポ vol.1】Fリーグ湘南ベルマーレ 悲願の初優勝へ、常勝軍団のメンタルが鍵!

©SHONAN BELLMARE FUTSAL

湘南ベルマーレが上位対決に敗れ、今季初黒星を喫した。 2022-2023シーズン、Fリーグディビジョン1第7節が行われた8月20日、4位湘南は2位バルドラール浦安とのホーム戦を1-3負け。悲願の初優勝へ、伊久間洋輔監督はメンタル面の成長を促した。

勝利を願う湘南サポーターの声援と手拍子の中、試合終了のブザーが鳴り響く。この日の観客は1,118人。湘南ライトグリーンと浦安ワインレッドのスタンド比率は9:1と圧倒も、スコアは1-3。ハイタッチで喜びを分かち合う浦安ベンチを横目に、湘南ベンチは痛過ぎる黒星に肩を落とした。

プレーオフ進出へ、両チームともに負けられない一戦だった。ホームの声援を背に試合は湘南の猛攻で幕を開けた。ロドリゴを起点に籔内、高橋、内村がゴールを脅かすが、体を張った浦安守備を相手にゴールが遠い。ロドリゴのシザースからの2人抜きドリブルシュートは無常にもポスト左に。リズムに乗れない展開が続く前半14分54秒、セットプレーから先制を許した。

浦安は右サイドから大きく左に展開し、最後はゴール前に詰めたガリンシャがネットを揺らした。わずか41秒後の15分35秒、東出にも決められ0-2で前半終了。後半にも追加点を許した湘南は29分34秒、右後方からのシュートクロスに、ファーサイドの堀内が滑り込みながらネットを揺らすが、反撃はここまで。

昨季過去最高の準優勝で波に乗る湘南だが、この日はビッグウェーブを捉えきれなかった。Fリーグ準優勝2回の浦安との一戦。試合巧者ぶりを見せられた結果に指揮官は「今季を左右する重要な試合だと思っていた。前半10分以降、相手ペースで失点を重ねたことが敗因。上位にいるメンタル、その経験が少ない。対策されても勝たなければならないメンタル面の部分が成長すべき。今日は浦安が素晴らしかった」と総括した。

次節は27日ホーム小田原アリーナでフウガドールすみだと対戦する。まずはプレーオフ進出の3位圏内へ、そして悲願の初優勝へ-。苦い経験を糧に、湘南が常勝軍団への過渡期を迎えている。

©SHONAN BELLMARE FUTSAL

■取材後記

これまでセリエAやJリーグなど、2002年から2012年まで計10年間に渡りサッカー取材をしたが、Fリーグはこの日が初観戦。15時30分の試合開始に備え早朝から小田原アリーナが活気に満ちている。エントランスホール前ではあまざけ、ケバブ、チキン、パエリヤの専門店キッチンカーにガラポン、ヨーヨー釣りなどのブースが並び、芝生エリアには巨大なフットダーツと大型遊具が現れる。10時頃からご家族連れの姿が多く見られ、縁日のような雰囲気に包まれていた。試合直前には華やかな演奏と躍動感あふれる演出でアリーナの一体感と熱量を醸成するなど、クラブが事業戦略に掲げる「神奈川No.1 アリーナエンタメ」への意気込みも伝わる。前後半各45分のサッカーに対し、フットサルは前後半各20分。物足りないかな…との思いは杞憂に終わった。アウトオブプレーの度に時間が止まり、実質各45分ほどはコート上で激闘が繰り広げられていた。終了間際のパワープレーもフットサルならではの醍醐味か。ビハインドの湘南はプレーが途切れる度に、GKフィウーザとGKユニフォームを纏ったFPロドリゴが入れ替わり、チーム一丸でゴールを脅かし、そしてゴールを死守する。今季初黒星にもスタンドからの惜しみない拍手は、アリーナエンタメへの満足度のように思えた。

■2022-2023シーズン 次節チケット情報

次節フウガドールすみだ戦は2022年8月27日(土)、14時30分から小田原アリーナで試合開始。夏休み最後の思い出に「縁日+アリーナエンタメ+最高峰の技術」を満喫しながら、悲願の初優勝へと突き進む湘南ベルマーレを応援しよう! 
湘南ベルマーレフットサルクラブ公式サイト「チケット情報」はコチラから。

©arawado

■Fリーグ2022‐2023プレーオフ実施概要

リーグ戦終了後、リーグ戦上位3チームでプレーオフを行う。
〈プレーオフ準決勝〉
・準決勝の組み合わせは、リーグ戦2位チームと同3位チームの対戦とする。
・2試合を開催し、勝利チームがプレーオフ決勝へ進出する。
・2位チームは1勝のアドバンテージを持つ。
・敗戦チームは、本大会3位チームとなる。

〈プレーオフ決勝〉
・リーグ戦順位1位チームと準決勝勝利チームが対戦する。
・最大で5試合を開催し、勝利チームが本大会優勝チーム、敗戦チームが本大会準優勝チームとなる。

■ベルスポ

BELLMARE SPORTS。Fリーグ湘南ベルマーレの試合結果をはじめ、フットサルに関するコラムなどをスポーツ新聞風にお届け予定。


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taka

イタリア在住10年の経験則で、仕事の終了時間をリスペクトするアラフィフおっさん。慶應義塾大学環境情報学部中退⇒イタリア国立ペルージャ外国人大学留学中にイタリア語通訳などを始める。イタリア最大スポーツ紙La Gazzetta dello Sport翻訳記事@livedoorニュース▶セリエA通信員&記者@日刊スポーツ▶コピーライター&企画&コンテンツマーケティング@広告代理店▶Webディレクター&Web広告&SNSキャンペーン@Web制作会社▶今ここ。趣味はフットサルとたまにする料理。 詳細は「about」ページに 。

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